ドラマレビュー02

もうすぐ12月ですねー。今回は、胸糞わるい(褒め)2作品を紹介します。

11月は、ハウス・オブ・カード 野望の階段をみていました。
デヴィッド・フィンチャー総指揮の作品なのですが政治のパワーゲームは見ていると
結構精神的にやられるんですよ。
そんなの薦めるのもおかしいんですが…面白いんです。

豪腕の政治家である主人公が、もうとにかく手段を選ばずに弱みにつけこんだり、
嘘をついたりして、これまたすごいタフな妻と一緒に大統領になるためにのし上がっていくんです。
しかも裏切ろうとしたやつは殺ったり刑務所送りにしたりして。
そのやりとりがまた面白いんです。

のし上がったら、それはそれで足を引っ張られたり
ライバルが邪魔してきたり、主人公もかなり苦戦する部分もあるんですよ…
それでも奮起して事を進めていく姿がホワイトハウスを舞台に描かれています。

主人公の豪腕さと対照的に大統領というものすごい重圧と戦えない政治家が
失脚していくところも描いていたり、騙されたり利用されて主人公から離れていく人たちも描いていて、
この描き方は素晴らしい。
どんなことがあってもステージに立ち続けることを追い求める生き方は男性的で
フィンチャー作品の魅力であると思います。
そしてまさに闘い続けることが政治家としての姿だなあと思うんです。が。

でもなんか、本当に途中から感情移入できなくなるんです。
その「事の進め方」がめちゃくちゃなことが多かったり、
日本人から考えるとありえない部分が多かったり、自分本位すぎて、

「ああ、いつこの夫婦破滅するんだろう?まだ?まだ?」

みたいな、苛立ちの気持ちがわいてくるんですよ。

そんなことを、この作品に期待するのが間違ってる…そもそも…とか思うともう色々疲れてきて、シーズン5はじまるあたりで観るのをやめました。
でもこんなに語りたい気持ちになるドラマでもあるんです。
だから、諦めたことは、複雑な思いです。

主演のケヴィン・スペイシーが最近のハリウッドセクハラ問題※で
暴露されてしまったのもあり、シーズン終了ーーー。
良いラストを迎えられるのか、ちょっと気になります…。

※ケヴィン・スペイシーのセクハラ問題:アンソニー・ラップ(当時子役)へのセクハラを暴露され、2017年ケヴィン・スペイシーは主演ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」から事実上のクビになった。この疑惑をきっかけにゲイだと公言してうまくおさめようとしたところ、非難轟々。疑惑への回答も主人公のフランクっぽい豪腕っぷりが「綺麗事でおわらせるな」というバッシングに。その後、ハウス・オブ・カードの現場でも8人からセクハラをうけたと暴露されている。

さてデヴィッド・フィンチャー監督といえば、NETFLIXで
新しいドラマ「マインドハンター」シーズン1が公開!


舞台は、1970年代のアメリカ
そしてふたりのFBI捜査官
…ってなんだか「セブン」※思い出しますね。

1970年代は社会が複雑になってくるとともに、
「どうせ物取りが焦って殺したんだろ」とか
「痴情のもつれだろ」とか、そんな動機じゃ済まされない
快楽殺人、連続殺人の犯行が増えてきた
そんな時代でもあります。

FBIで人質交渉の担当してたけど失敗し、
大学で講義をしていた若き捜査官ホールデン。
犯行を防ぐためには犯人に聞き取り調査し、
分析して今後の捜査に活かすんだ!と行動にうつします。

このドラマでは、一進一退繰り返し
犯罪心理プロファイリングが確立していくさまが
描かれています。胸糞悪いけど!

ちなみに映画「羊たちの沈黙」※で、
クラリスがクロフォードに頼まれて
ハンニバル・レクターに会いに行って調査していたのは
このプロファイルのデータ集めが目的。
プロファイリング確立後の舞台ってことになります。


豆知識としてプロファイリングが導入されるまで、
FBIの犯罪検挙率はけしてよくなかったようです。
(州の独立性、法律などがあり共有できる情報も多くなかった)
そのためにも様々な学問を取り入れ検挙率をあげることを
上層部から求められていたと考えられます。

斯くしてFBI行動科学課のビルと組んで
全米を調査してまわることになったホールデン。

狂人に近づくために狂人のことを知るしかないんだ…
でもね、ずっと接してたら、
捜査官の心も歪んで荒んでいく…!
また暗くてねちょねちょして胸糞悪い方向へw

好きなかたはぜひ観てください!

※「セブン」(Se7en,1995):七つの大罪をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事たちの姿を描いた作品。 フィンチャー監督の出世作。ケヴィン・スペイシーも犯人役で出演!
※「羊たちの沈黙」(The Silence of the Lambs,1991):アカデミー賞主要5部門受賞の言わずと知れたサイコサスペンスの名作。この作品がきっかけで「プロファイリング」という言葉が日本で知られるようになったと言われている。

札幌デザイン開拓使




札幌国際芸術祭で、異色のデザイン展
「札幌デザイン開拓使」がはじまりました。企画はワビサビです。


(グラフィックデザインで、かつ札幌での自分のまわりで、
最近感じてることだけ限定してかきますね。)

さかのぼりますが
ちょっと前オリンピックの問題というのがあって
デザイン業界にいる人はすごく揺さぶられたと思うんです。

いろんな人が薪に火をくべて燃え盛る炎上の影で
自分の職業につきつけられた十字架をただ呆然とみることしかできなかったし
そのとき、デザインが撤退し、みるみる縮んでいく様子を目の当たりにました。

その後、さまざまな場所で、議論がされていましたが
なにかどれも、しっくりこなかった…

けど、
この展示は、札幌で働いている自分を鼓舞し、
答えに導いてくれるきっかけになって、
とても感動しました。

感動したのは内容にというより
これを今、企画したってところになんです。
(構成・デザインは素晴らしいですよ!それは自明です)

最近
個人だけ、会社にだけ、
そんな狭い関係性にどんどん集中していく傾向をすごく感じています。
それは問題をみないふりしているように感じていて

すきなことだけ、なにかそればっかりに集中していく傾向
自分のみのまわりの興味のあることだけで
大丈夫になっていく感覚っていうのに、私はすごく抵抗があります。

あと、自分の業界にたいして、無頓着になる思考ってわかるんですよ。
だって仕事もまわってるし、クライアントともうまくやれてるし。
いい仕事をみせてなんぼでしょって。
それはそれで間違いじゃないと思うんですけど…。

とにかく
あ、これもうちょっとしたら、簡単にバラバラになる、
みたいな危機感をかんじてしまうんです。

もう好き嫌いとか
そういう領域の話じゃねーよーとか、
同じこと考えてる人っていないのかなあ…って
なんかそんなことをここ1年くらいずっと考えていて、

企画者ご本人はどう思ってるかなにも聞かないで書いてますが(笑)、

この展示をみて
みんなでちゃんと「グラフィックデザインてなんだ?」って
考える場所を作ってくれたのだと思って
なんだかありがたくて情けなくて、いろんな感情が湧きました。

それが本当、札幌デザイン開拓使っていうタイトル
そのままじゃないですか。
ただ、脱帽です。

もしデザインに関わって仕事をしている札幌の人なら、きっと会場に入ると、
感じ入るものがあると思います。


また、解説文をよみにいこう。


札幌デザイン開拓使 サッポロ発のグラフィックデザイン
~栗谷川健一から初音ミクまで~
http://siaf.jp/projects/sapporo-design-frontier

HBO

夏になって、ビールの美味しい季節になり
メンタリストを観ながらふと思いました。

BONESのブレナン博士と、リズボン捜査官は
見分けがつかない。
(上:ブレナン 下:リズボン)

 




もとい、 Netflixに飽きがきていることに気づいてしまいました。

そうだ、HBOのドラマがみたい!

HBO!HBO!

 ※HBO=老舗のケーブルテレビ放送会社の名前です。Home Box Office の略

年頃の時代を思い出してほしい

SATC  シックスフィーとアンダー ザ・ソプラノズ 

気づけばHBOのドラマにふれていた

そう、気づけば僕らHBOで育っていたよね

…ね、わかるかな?

byコジコ

(HBOといえば セックス・アンド・ザ・シティとか、
ゲーム・オブ・スローンズ などなど、ヒット作多数。)

綺麗な部分だけじゃいやで、ゲスいところや裏切りとか、
リアリティのある内容とか 面白い展開のドラマがみたい人におすすめです。
目の前の欲望に目が眩んだりするのを
ちゃんと人間の弱いところを描いてくれるし、
世界観の作り込みがしっかりしているからすごく没入できます。

さっそく
HBOのドラマをみるために久々にhulu加入。

huluでみてると、Netflixのホスピタリティはすごいです。
サイトの機能でいうとNetflixのほうが断然使いやすいし、
ダウンロード再生もできるから回線を気にしないでみられるし、
ほんと、飽きたなんて言ってごめんなさい。

数本みたので、もうちょいためてから
レビューをアップしようと思いますー


あ、HBOのぶっとくて身の詰まった感じのタイポロゴとってもいいですよね
(最後に、とってつけたようにデザインにふれてみました)