札幌デザイン開拓使




札幌国際芸術祭で、異色のデザイン展
「札幌デザイン開拓使」がはじまりました。企画はワビサビです。


(グラフィックデザインで、かつ札幌での自分のまわりで、
最近感じてることだけ限定してかきますね。)

さかのぼりますが
ちょっと前オリンピックの問題というのがあって
デザイン業界にいる人はすごく揺さぶられたと思うんです。

いろんな人が薪に火をくべて燃え盛る炎上の影で
自分の職業につきつけられた十字架をただ呆然とみることしかできなかったし
そのとき、デザインが撤退し、みるみる縮んでいく様子を目の当たりにました。

その後、さまざまな場所で、議論がされていましたが
なにかどれも、しっくりこなかった…

けど、
この展示は、札幌で働いている自分を鼓舞し、
答えに導いてくれるきっかけになって、
とても感動しました。

感動したのは内容にというより
これを今、企画したってところになんです。
(構成・デザインは素晴らしいですよ!それは自明です)

最近
個人だけ、会社にだけ、
そんな狭い関係性にどんどん集中していく傾向をすごく感じています。
それは問題をみないふりしているように感じていて

すきなことだけ、なにかそればっかりに集中していく傾向
自分のみのまわりの興味のあることだけで
大丈夫になっていく感覚っていうのに、私はすごく抵抗があります。

あと、自分の業界にたいして、無頓着になる思考ってわかるんですよ。
だって仕事もまわってるし、クライアントともうまくやれてるし。
いい仕事をみせてなんぼでしょって。
それはそれで間違いじゃないと思うんですけど…。

とにかく
あ、これもうちょっとしたら、簡単にバラバラになる、
みたいな危機感をかんじてしまうんです。

もう好き嫌いとか
そういう領域の話じゃねーよーとか、
同じこと考えてる人っていないのかなあ…って
なんかそんなことをここ1年くらいずっと考えていて、

企画者ご本人はどう思ってるかなにも聞かないで書いてますが(笑)、

この展示をみて
みんなでちゃんと「グラフィックデザインてなんだ?」って
考える場所を作ってくれたのだと思って
なんだかありがたくて情けなくて、いろんな感情が湧きました。

それが本当、札幌デザイン開拓使っていうタイトル
そのままじゃないですか。
ただ、脱帽です。

もしデザインに関わって仕事をしている札幌の人なら、きっと会場に入ると、
感じ入るものがあると思います。


また、解説文をよみにいこう。


札幌デザイン開拓使 サッポロ発のグラフィックデザイン
~栗谷川健一から初音ミクまで~
http://siaf.jp/projects/sapporo-design-frontier